一冊の歌集、あれこれ
歌集を一冊いただいた
雲母(キラ)の品良い紙と
絹地を思わせる布地に
土肥朋子歌集
「涼しいうさぎ」
青金で箔押しされた
素晴らしい装丁の歌集だ
心騒がしい日々に、
ゆっくり鑑賞する間なく
今朝も
明け方、少し読ませて貰った
「明け方の風に片耳動かしてうさぎ涼しく眠りつづける」
他にも「うさぎ」をモチーフにした歌を見るが、歌集のタイトルを想起させる
歌人については何の知識もないが、どうやら、湖北で生まれ今は近江八幡にお住まいのようだ
平易な言葉で綴られた一首、一首が胸に染み入るが、いまは感想を述べることさえできない
選歌に協力され解説もされている吉川宏志さんの言葉を頼りに‥ゆっくり鑑賞したい歌集に感謝します
信楽を訪れられた際に詠まれた歌も二首、そう云えば西恩寺の銀杏が真っ黄色に染まっていた頃、
大戸川堤を飾った「勅旨」の案山子まつりを、信楽高原鐡道の車窓から眺めて詠まれた二首が記憶によみがえる
作者の「あとがき」に
河野裕子さんの名前がまた浮かぶ、余談になるが以前この「滋賀咲くブログ」「レイクサイドの日々是好日」を書いておられる‥華笑(KAE)さんのお義母さんが出された「かたかごの花」でも目にした名前だ、
失敬、話を戻すと(笑)
「一生に一度しか使わない言葉を溜めておく」
「あんまりカンカンになって作らなくてよい」
タイトルは、ん、ウン、「兎ちゃん、どう?」と時どき聞いて下さった裕子先生にも、可愛がられていた兎に‥
アハハ、なんだちゃんとココに記してありました(__)ペコリ
と、云うようなオッチョコチョイには、おいそれと感想が述べられません、
気になった何首かを温め、涼しく記事にさせていただきます(笑)
忘れません!
だから写真は、事務所近くにある志賀直哉の碑(イシブミ)、山科の記憶の前で(苦笑)撮りました、
イイ言葉ですよね、
「一生に一度しか使わない言葉を溜めておく」 って、
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