2015年10月11日

新月の闇に「都あかり」、

朝の空は

あやしかったが

夕暮れの雲は

ばら色に焼けて

里をおおった


暗くなった8時頃

紫香楽宮跡の

「都あかり」へ


新月の闇は濃く

甲賀寺跡(国分寺)の


石畳に列んでいる


幻想に彩られた暗い路を、あかりに誘導されるように
階段を踏みしめゆっくり歩む

大きな影に挟まれた小さな影が"きれい〜"
二人組の影が"気をつけてね"と声を掛け合う

階段を昇りきると平地に様々な優しい光の文様が
興味をそそる、
平たい石の上に立体的に重なる光

地上に星が輝き、甘いハートもある
雲井小学校の子供たちが列べたのか
漢字で「雲井」、仮名で「くもい」とある

密集してるせいか一際明るく感じる
いや、そこにあったのは子ども達の生命力の明るさだったろうか、
温かな光に導かれて昇った甲賀寺跡‥

フト見上げれば、高い松林の影がおおう
閑かな夜を彩る「都あかり」、ただ秋の虫だけが光に酔ったか‥すだいている

好天にも恵まれた2日目、
いよいよ明日が、最終日です。


静かに静かに更ける夜
静かに静かに見つめ
静かに静かにふりかえる

静かに静かに
明日への力が満ちてくる
信楽の焼き物に加え
紫香楽宮跡のまつり

ふるさとをたいせつに思う心に沁みいるまつり‥
紫香楽宮跡「都あかり」






(=`´=)力をあわせ支えられてる皆さんに‥(__)ペコリ


同じカテゴリー(ふるさと)の記事画像
美しき六月、花日記
冬の光、風景を集めて
冬なればこそ
しがらき朝な夕なに
陶の里風景は 五行歌
京都でふらふら・・
同じカテゴリー(ふるさと)の記事
 美しき六月、花日記 (2018-06-16 00:02)
 冬の光、風景を集めて (2018-01-23 17:51)
 冬なればこそ (2018-01-16 00:02)
 しがらき朝な夕なに (2017-08-29 00:02)
 陶の里風景は 五行歌 (2017-05-15 00:02)
 京都でふらふら・・ (2017-03-08 21:16)


この記事へのコメント
ほんと

みなさんに感謝です

ありがとうございます
Posted by 口からたまじい口からたまじい at 2015年10月12日 00:46
はじめまして、って言うのでしょうか、

3日間ともよいお天気で良かったですね。
透光カップの出し入れたいへんでしょう
ほんとうに、お疲れさんです。ペコリ、
Posted by 風 at 2015年10月12日 11:12
風さん♪

秋の夜のあかり

とても風情がありますね。

枕草子でしたっけ、『夏は夜。月の頃はさらなり。』
そんな世界にいざなっていただいてるようです。


美濃市のあかりアート展でも


関係者の皆さんが時間が来たら仕舞って、また翌日に並べるというご苦労の上で
観賞させていただく側として、
とてもありがたかったです。

屋外なので心配だったお天気にも恵まれて
信楽もほんとに良かったですね。
Posted by 乙女椿 at 2015年10月13日 22:57
乙女椿さん こんばんは、

こちらの甲賀寺跡の灯りは、今回初めての
取り組みで信楽の「透ける土」を使って灯りに
したところが、一つのミソで紫香楽宮跡と云う
文化的歴史遺産を あらためて見直すキッカケに
なったことと思います。
岐阜の美濃和紙の灯り展も伝統文化の再発見、、
完成度も高くきれいですね〜〜!いつも感して
います。枕草紙‥‥月の美しさは秋もさることながら
夏の終わりも、もう少し早く夕暮のあかりが残ってる
頃がいいですね〜、たぶん‥しかし3日間とも晴れてラッキー
なことでした。それに、先日はお世話になりました。
いろいろとお世話になってることのお礼が、、やっと
言えて心か軽くなりました。まるで姉妹のようですね、
(うふっ)ありがとうございた、ペコリ
Posted by 風 at 2015年10月13日 23:57
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。